今回はクーナ杯が発表された事を機に、「クーナ」と「ハドレッド」を使ったコンボ、俗に言う「クナハド」とはどんなデッキなのかを解説していこうと思います。
2018年11月22日にVol.1-3で出て以降約一年ほど使い続けている経験を元にしているので、これからクナハドを使ってみたいという方の参考になれば幸いです。
カードの種類
始末屋 クーナ 6c 5/5
クナハドの主役。
対象さえ取れればどんな相手のキャラもデッキの一番下に戻す事ができる。
更に<歌>のアクティブを使う度に、ハドレッドを捨札から蘇生する事もできる。
手札のリカバリーができれば、かなりのパワーカード。
Vol.1-3収録、サイン入り★5有(カートン1枚)
船上の歌姫クーナ 4c 0/4
登場時に自分のキャラ全てにバフをかける。
次のターンからは、相手のキャラにデバフをかけられるだけでなく、後列にいる味方キャラを前列に戻すという相手からすれば厄介な能力まで持っている。
打点はなく攻撃もできないが、コスト4でHP5と固めなサポーターカード。
Vol.1-2収録
クーナ 2c 0/2
手札から捨てたカードと同じコストのアクティブカードかアイテムカードをデッキからサーチできる通称「エンジン」。
HPが低いので一発屋で終わりやすいが、そのサーチ能力は「好きなカードを安易に持ってこれる」という点で非常に強力であり、正に潤滑剤の役割を果たすキャラカード。
Vol.1-2収録、PRカード化済
造龍を追う者 クーナ 6c 3/2
攻撃力、HP、共にコストの割りにかなり低い。
しかし、登場時になんの追加コストも支払わずに相手のコスト6以上のキャラを1体破壊する事ができるので使いやすい(ただし、効果の対象に取れないキャラは破壊できないので注意)。
クーナでありながら、クーナを処す為に優秀なカード。
Vol.1-3収録、PRカード化済
警告者 クーナ 3c 3/4
登場時に捨札から<アイドル>のキャラを回収できる。
現時点で<アイドル>は白のクーナしかいないが、逆にそれであればどれでも回収できるカード。
ステータスも3/4とバニラ(効果のない)カードとして見ても優秀である。
Vol.2-2収録
暴走龍を追って クーナ 4c 4/5
警告者同様、バニラとして見ても優秀なカード。
相手の場に龍族がいるか、自分の場にハドレッドがいれば、ステータスが7/7に化ける恐ろしいキャラ。
ハドレッドは龍族なので、相手の場にハドレッドが居ても反応します。
EPO収録、アニメED仕様★5有(カートン確立1/2)
メリークリスマス クーナ 4C 0/4
登場時に相手がドローできる。
代わりに、このキャラが居る間、自分のキャラは全て場に出る時「ON状態」になる。
つまり味方のキャラ全てが【奇襲】になるというとんでも無いただのインチキカード。
「攻撃できない」と書いて無いので、攻撃できるアイドル。
SP体験会配布他、20年1月の公認大会参加賞
ミニ クーナ 2c 0/4
相手(プレイヤーでもキャラでも可)1体を攻撃できない様、羽交い絞めするタイプのアイドル。
簡易版スクナヒメとも。
こちらも「攻撃できない」と書かれてないので、相手1体を絞めしながら攻撃してくるかもしれない。
ミニなのに、通常のクーナよりHPが高いのはきっと引見眼鏡のせい。
20年1月公認大会参加賞/優勝賞
パートナー クーナ 6c 4/7
高いHPを誇りながら、前列で受けるダメージが常に1減少するという持久力の高いキャラ。
後列に行っても強化が入り、PLがFiであれば更に効果対象に選ばれなくなる非常に対処しにくいキャラ。
打点が低く、直接的な除去能力も無い為即効性に欠け、環境的に使いにくいカードですが、クラスがFiである事を活かせれば、相手は頭を抱える事間違いなし。
スターターデッキFi収録
暴走龍 ハドレッド 8c 7/7
クナハドデッキの要。
登場時に相手のキャラ1体に3ダメージを与えるか、コスト3以下の<ダーカー>を一掃できる。
全種類の「クーナ」が受けるダメージを肩代わりする事ができるクーナの守護輝士。
ハドレッド共通の能力として、ハドレッドは1体しか場に出せない。
Vol.1-3収録
ハドレッド 11c 8/8
このキャラをプレイする時に場のキャラを破壊する事で、その数×2のコストを軽減して場に出せるミッツァイル。
「クーナ」が場に居ると自分のターン開始時に「クーナ」か<歌>を捨札から回収できる。
コスト軽減効果で最速3ターン目に出て来たりする恐ろしいカード。
EPO収録
もう一度あの歌を 1c
<歌>のアクティブカード。
このTCGで唯一マリガン(手札の引き直し)をする方法。
クナハド以外のどのデッキにも入る。
Vol.1-3収録
永遠のencore 2c
1枚ドローする事ができる<歌>のアクティブ。
「クーナ」が自分の場に居ると追加で1枚ドローでき、「ハドレッド」が居れば【回復3】も発動する高ギミックカード。
「始末屋 クーナ」と組み合わせれば、捨札からハドレッドを呼んだ後にこのカードの処理が入る為、全ての効果を使用できる。
Vol.1-3収録
Phantasic QM 4c
残念ながら<イベント>アクティブ。
「クーナ」と「マトイ」を一枚ずつデッキからサーチできるので、どちらかと言うと「クナハド」ではなく「QM」デッキ用のカード。
3D Live入場特典、Blu-ray特典
始末屋の任務 4c
ただのアクティブカード。
結果的に手札を二枚切る事にはなるが、対象さえ取れる物であれば、なんでもぶっ壊せる正に「始末屋」。
20年1月公認大会参加賞/優勝賞
構築に際して
それぞれ役割は違いますが、HPの高さや瞬間的な除去能力に加え、「暴走龍 ハドレッド」のダメージ吸収能力で、盤面を相手より優勢に保ち続けるのが「クナハド」の強味です。
結果的にはミッドレンジ(中盤から本格的に動く中速デッキ)を意識して組む方が安定してデッキが回るはず。
そうなるとまず考えるのが、「中盤にどう勝つか」です。
例えば、序盤に押し切られてそのまま負けてしまったり、中盤で押し切れず終盤で高コストのパワーカードで巻き返されてしまう、というのはよくあります。
中盤に安全に持っていく方法、そして終盤に巻き返されない方法をある程度想定しておきたい所。
もう一つ考えなければならないのは、「手札をどう維持するか」です。
「始末屋 クーナ」はクナハドの要ではある物の、手札を凄く切る為安易に手札枯渇に陥ります。
追い打ちで相手にハンデス(手札を捨てさせる効果)をやられるとかなり厳しいので、手札を切った後にしっかり補充できる態勢を維持しておくのがベスト。
そしてほぼ割り切って考えなければならないのが「除外」です。
クナハドは捨札を利用した「墓地ソース」のコンボである為、除外に対してはめっぽう弱く、現時点で除外に対するリカバリーカードは実質一枚しかないので、「除外されたら使えない」という諦めを持った上で、如何に除外させないかを練るしかないでしょう(除外クナハドは別)。
私がやっている対策としては、手札から捨札にキーカード(特にハドレッド)を捨てるのは、コンボをする直前だけで、なるべく手札にキープするようにしています。
また、勝とうとするなら上で紹介した全種類のカードをデッキに入れるのはかなり無理があるのが正直な所です。
どのクーナを輝かせたいのか、その為にどういうカードと組み合わせたら強いのか、を考えていけるといいでしょう。
勿論、全種類を詰め込んだ「推しデッキ」も良いと思います!絶対楽しい。
おわりに
ざっくり簡易的に書いたつもりですが、如何だったでしょう。
わからない事や聞きたい事があれば、TwitterのリプやDMでも対応するので、気軽に申しつけ下さい。
最後に、私のクナハドデッキのレシピを参考までに置いておきます。
ここで書いた事全てが「正解」ではありません。
あくまで参考程度に、自分なりに試行錯誤して楽しんでみてください!
ありがとうございました。